8/31新刊「アフター・ザ・レイン」「アフター/アフター・ザ・レイン」設定や裏話など

改めまして、先日は法廷で逢おうVG2025ありがとうございました!
当日新刊の弟子バロ転生現パロ「アフター・ザ・レイン」「アフター/アフター・ザ・レイン」について、本編に出せなかったものや執筆後にさらに妄想が走ったのを追記したりした設定メモ(超どうでもいい設定も含む)があったので、それも含めて設定やちょっとした小ネタ?裏話?的な話をしようと思います。
大変に蛇足記事なので、読まなくてもまったく問題ありませんが、同人誌メイキング的なものが好きな方やなんでもいいから弟子バロを吸いたいぜな方はどうぞ~!

※この記事には大逆転裁判1&2の重大なネタバレを多分に含みます。また、逆転裁判4~6の要素も若干含みます。
※該当の同人誌を読了後の方がわかりやすいと思います。
※弟子バロのほかに、前世での龍スサ要素を含みます。
※今後続編を書くことがあれば、ここに書いた設定が多少変更になる可能性はあります(特に作中に出てきていないもの)。あくまで現時点の設定です。

設定資料

時代設定について

2020年代後半(逆転裁判5以降)のイメージで書きました。
理由は大きく分けて2つで、1つはリアル現代の時間軸に近い方が単純に感覚的に書きやすいということ(電子機器とかアプリとかね)。もう1つは、これから法曹界を目指す立ち位置にいる亜双義を描く上で「法の暗黒時代」真っ只中の時代を舞台にするのは辛かったから…。亜双義ならそんなことものともしないかもしれないけど…。
今回の本では検事局に入るところまでは描きませんでしたが、「法の暗黒時代」が過ぎ去って、御剣が検事局長として腐敗した検事局を立て直そうと奮闘し続けている頃に亜双義が検事局入りするくらいのイメージで書いていました。

「アフター・ザ・レイン」時間軸(亜双義大学2年(20歳)×バロック29歳)

亜双義一真(20)
勇盟大学二年生。法学部。今世でも検事を目指している。
中学・高校と剣道で全国大会に出場した経験あり。中高で生徒会長も務めた。スポーツ全般得意なので助っ人を頼まれたことも多い。
今世では父母は健在。幼稚園くらいの頃までは四国で過ごし、父親の転勤で小学生の頃に東京に越してくる。
現在は大学から1時間以内の23区内。実家からも通うことはできたが、独り立ちをするため(亜双義自身の意向+家の方針)東向きの1Kのアパートで一人暮らしをしている。※イメージは杉並区、阿佐ヶ谷~高円寺あたり。
スマホはずっとiPhone派、パソコンはMac book Air。SNSはインスタを稀に更新する。SNSに投稿するということに執着がない。フォローしているのは成歩堂と寿沙都のみ。
小学校~中学校あたりで記憶を取り戻す。夢で見たり謎の記憶が自分の中にあることにはなんとなく気付いていたが、学校で歴史や法律の勉強が始まった頃に「これは現実の記憶だ」と気付く。
前世では数年間の検事としての司法留学の後帰国、検事として日本の近代司法の地盤を築くことに貢献する。日本でのやるべきことが落ち着いたら再び渡英し師や友人たちと再会したいと思っていたが、時代の奔流に飲まれ叶えることはできなかった。
前世での唯一の心残りが師匠とのこと。表向きには桜を見せることだが、実際は本当の心中を彼に伝えられなかったこと。
夏に英国に短期留学をした。半分くらいはバンジークスを探す目的だったが、それは果たせなかった。

バロック・バンジークス(29)
ロンドン大学法学部を卒業し、現在は英国の老舗企業で働く会社員。今世では法曹関係の職には就かなかった。
亜双義と同じような経緯で記憶を取り戻す。
法には関心があったが、前世でこの国の法に対して死力を尽くした経験から今世では別の人生を歩むのもいいと思ったこと、そして海外出張の多い職に就いた方が亜双義に出会う確率があるのではないかという期待も捨てきれず、一般会社員を選ぶ。
前世での記憶を取り戻してから日本に興味を持ち、日常会話に困らない程度の日本語であれば習得している。そのため、海外出張時に翻訳担当としても重宝されている。
前世でも亜双義に惹かれていたが、自身の犯したことを考えると絶対に口にすることはできなかった。今世でもし再会できたら自分はどうしたいのか、まだ結論は出ていない。だが亜双義がもし自分と同じように現代に生まれ落ちたなら幸せに生きていて欲しいと思っている。
機械はあまり得意ではない。スマホケースは携帯ショップで買ったクリアのやつ。

成歩堂龍ノ介(20)
勇盟大学二年生。英文学部。東京生まれ東京育ち。
高校の部活は英語部と弓道部の兼部。大学の部活は落語研究会。演劇部に友達が多いので、たまに手伝いもしている。
亜双義とは高校で再会する。前世の記憶は無いが、亜双義はだいたいの前世の記憶を成歩堂に話している。亜双義の言う前世の話は信じてくれている。だが前世の自分がそんなに大それた事をしたとはまだ疑う気持ちが拭えない。
スマホはAndroid。パソコンはWindows。理由はApple製品より安いから。SNSはインスタは一応持ってるけどあんまり使い方わからないのでたまに飯の写真と行った舞台や落語の写真を上げるくらい。投稿には亜双義が絶対いいねしてる。ツイッターもたまにやる。
落語や演劇が好き。成歩堂龍一とは遠い親戚だが、会ったことはない。

御琴羽寿沙都(16)
女子校に通う亜双義の従姉妹。亜双義を通じて成歩堂ともよき友人。前世の記憶無し。前世の話は大体知ってる。成歩堂とその後結婚したことは亜双義は言ってない。
女子柔道部のエースであり文学少女。全科目大体得意だが、特に得意な科目は英語。たまに亜双義に勉強を教わっている。インスタは持ってるけどどちらかというと見るのが好き。好きな作家や画家、カフェ、好きな服のブランドなどいろいろフォローしている。
将来は法律関係の職に就くか、文学関係の職に就くか迷っている。

亜双義の居住地はなんとなくのイメージで決めました。私は住んだことはないのですが昔身内があのへんの駅に住んでいたことがあり、何度か行ったことがあるので、都内だとあのへんの雰囲気が現パロ大学生亜双義のイメージに合うかな~と。大学生も多い気がするし…。もし地元民の方がいらっしゃったら描写とかはふわっと読んでくださいませ…。そして勇盟大学ってどのへんにあるんでしょうね。
バンジークス卿の業種や職種も決めたかったんですが、世界を股にかける仕事の想像がつかなくて決まらないままでした…。営業に同行するエンジニアというのも考えたんですが機械に弱い設定を先につけていたので、たぶん営業なのかな~。

「アフター/アフター・ザ・レイン」時間軸(亜双義大学4年(22歳)×バロック31歳)

亜双義一真(22)
大学4年で司法試験を受け一発合格。3月から司法修習に入る予定。単位は3年次ですべて取り終わり、卒論も12月までに終えている超優等生。
将来的にはバロックと一緒に住みたかったが、向こうにも仕事があるし自分もまだ学生なのでバロックに我儘は言えないと思っていた。一旦こちらの司法試験を受けるが、こちらで検事としての経験を積んだら英国に渡るのも悪くない(※逆裁世界なので、検事資格は世界共通のものと仮定)。あの頃は彼に日本に来てほしいと思っていたし、彼と日本で暮らしてみたい気持ちはあったが、彼とともに歩めるのなら場所はどこだってかまわないのも本心だった。当然のように時が来れば自分から話を進めるつもりだったので、バロックが日本に転勤してこっちで一緒に住みたいと言ったときはものすごく驚いた。
バロックがこちらに来る前に部屋を決めたので、任された亜双義はバロックが以前自分の部屋に来た時に日当たりが良くて、明るくていい部屋だなと言ったのを覚えていて日当たりが良くて明るい部屋を選んだ。本人にはそこまでは言っていない。アソーギは明るい部屋が好きなんだなと思われてる。
検事として一人前になったらバロックに指輪を贈るつもりでいるしそう宣言してる。
自分にとってバロック・バンジークスはいつまでたっても目指すべき検事であり師匠。
検事になってからはガリューやユガミ検事と知り合ったり、御剣検事局長に一目置かれたりする。

バロック・バンジークス(31)
亜双義と暮らすために、日本支社に志願して転勤してきた。自分らしくない行動に気恥ずかしさはあったが、亜双義が喜んでくれたのでどうでもよくなった。ほだされている自覚はある。
前世では仕事一辺倒だったが、亜双義と過ごす時間をもつために最近はワークライフバランスを意識し始めている。
亜双義と付き合い始めてから、そういえば今世の亜双義はまだ二十歳そこそこの大学生なのだ…アラサーの男が手を出すのは倫理観的にどうなんだ…?と一瞬我に返ったが、亜双義に「前世から足せば互いに百歳近いのだから関係ない」と超理論を展開され、まあ…精神年齢で言えばそういう話になるとも言えるからいいか…というところに落ち着いた。
今世では亜双義のことを弟子とは思っていないが、亜双義が今もバンジークスの検事像を目標にしてくれているのは嬉しい。
今世で成歩堂と御琴羽法務助士に再会できて嬉しい。成歩堂とはそのうちたまに食事に行く仲になる。
最近は酔った時などに亜双義がちょっと甘えてくれるのが嬉しい。

成歩堂龍ノ介(22)
大学四年生。就活で苦しんでいたがなんとかいくつか内定を貰う。面接のときによく挙動不審さを指摘されたことに傷ついている。大企業の子会社のメーカーでルート営業になる予定。お得意さんに可愛がられるタイプ。
最近は卒論で苦しんでいる。
バンジークスと初めて対面したときにはデカさとゴツさにちょっとビビったが、案外物腰が柔らかく、何より亜双義が幸せそうなので最終的には「いい人なんだろうな」と思った。
まだちょっとビビっているが、だんだん仲良くなって最終的にサシ飲みできるくらい仲良くなる。
最近のちょっとした悩みは亜双義のノロケがすごいこと(受け流している)。

御琴羽寿沙都(18)
高校3年生になり、やっぱり海外文学が好きだから将来は海外文学の翻訳者を目指そうと思い英文学科受験に向けて奮闘中。第一志望は勇盟大学。(最終的に推薦受験で合格する)
前世の記憶はないが、亜双義がバンジークスを探していたことも前世での尊敬すべき師であることも知っているので本当に良かったなと嬉しく思っている。
英語のリーディングは得意だがリスニングとスピーキングはそこまでではないので(とはいっても同級生の中ではピカイチの成績)、バンジークスにたまに教えてもらうようになった。ネイティブの英語に触れることができて大喜びしている。
大学生になったら英国に留学してホームズ記念館に行きたい。

シャーロック・ホームズ(33)
亜双義とバンジークス以外に前世の記憶をもつ唯一の人物。実は物心つく頃には前世の記憶は全部あった。
自分こそがあのシャーロック・ホームズだと言って憚らず、かつての自宅=現在のホームズ記念館に「ここはボクの家だ」と主張し住もうとして警察を呼ばれたこともあり世間からは狂人扱いをされている。とはいえ科学者としては天才であり、職業を聞かれれば「探偵」と答えているが、その実科学者や発明家としてもその界隈では有名。実質そっちが本職になりつつあるが、本人はあくまでも探偵と名乗る気しかない。
バンジークスが高校生になったくらいの頃にバンジークスと再会する。そこでバンジークスにも過去の記憶があることを知り、以降前世と同じようにバンジークスと接している。
前世から亜双義とバンジークスの間に師弟というだけではおさまらない情があることに気づいていたが、まあそのへんは個人の自由だし馬に蹴られたくないので特に介入はしなかった。でも二人ともそのまま人生を終えたので、理解できないよ!!!!と思っていた。バンジークスがいまだに《死神》の影を引きずっているというか、自責の念にとらわれて自分を縛っていることに気づいていたから、そこから解き放たれるまでまあ呼び名はそのままでいいかこっちの方が慣れてるし今更変えるのも面倒だしと思っていた。
今世でもアイリスがなついてくれて嬉しい。
日本には何度か旅行に訪れていたが、バンジークスが亜双義と再会したと気づき、そして同棲すると知ってから次に日本に行くときは絶対に冷やかしに行ってやろうと思って亜双義の所在をこっそり調べた。そして見事に調べ上げてそのうちアイリスと遊びに行く。日本語はほとんど読めないが、インスタで龍ノ介を直感で特定した。ちょっとこわい。

アイリス・ワトソン(9)
今世でも天才少女。記憶なし。飛び級でもう大学レベルを履修し終えている。(※逆裁世界なので、このへんの飛び級制度は多少ファンタジーで)
今世では両親は健在で両親と超仲良しだが、アイリスの科学力を見込んだ学校の先生がホームズと引き合わせたことでホームズとも超仲良しになる。気づいたらアイリスがホームズと仲良くなっていたのでバンジークスは超複雑な心境。でもアイリスが楽しそうなのでギリギリ紙一重で許している。
前世のことは聞いていないが、多分そのうち気付く。

ジーナ・レストレード(16)
バンジークスの近所に住む高校生。家があまり裕福ではないが、奨学金を貰って学業に勤しんでいる。昔は勉強が大嫌いでヤンキー気味だったが、危ない事件に巻き込まれそうになったところをたまたま通りかかったグレグソン刑事に助けてもらって以降、警察官も悪くないじゃんと刑事を目指すようになる。グレグソンに弟子にしろと言っては門前払いをされている。
公園でアイリスと遊んだことがあり、以来仲良しになっている。

日本での検事へのなり方とか、イギリスでの飛び級とか、一応軽く調べたんですけど最終的には「まあ逆裁世界線だし…何でもアリか!」と思って最終的にはリアリティがなさすぎる感じにはしないようにしつつ、逆裁世界の要素やフィクションだしというご都合設定も込めたバランスで設定は落ち着きました。アイリスちゃんの天才ぶりはファンタジーって感じだけど…。亜双義は原作でも在学中に弁護士資格取ってたので、現パロでも同じくらいの優秀さを強調したい…と思って同じく在学中に司法試験受かってる設定にしました。
寿沙都さんやアイリスちゃん、ジーナちゃんたちは本編に出せなかったので無念なのですが、いつかまたこの世界線を書くときに出せるときがあるといいな~と思っています。
ノスケの進路は迷ったんですが(前世同様弁護士になるというルートも考えました)、あえて前世とは違う道を行く人がいるのもいいよねと思って一般会社員にしました。専門職や事務職という感じでもないから営業かなと思ったんですが、飛び込み新規営業より馴染みのお客さんに気に入られる方がノスケっぽい気がしたからルート営業かな~と。原作のその先の世界ではきっと法廷で言の葉の刃を交わし続けたであろう親友も大好きですが、戦う場所が違ってもかけがえのない友人であり理解者であり続ける親友もいいなって思いました。
あとこの設定を書いたときにミコトバの設定までたどり着けてなかったんですけど、ホームズのことだからミコトバにはとっくに会ってるかもしれないなと思いました。ミコトバの方に記憶はないんですけどホームズが洗いざらい話したから全部知ってるというタイプ。そのうえ連絡先も交換したからたまに連絡取ってる。ちなみにそのことは他の誰にも特に言っていない。だから亜双義も、御琴羽教授が前世のことを知ってることを知らない。そんな感じな気がします。
検事になってからの亜双義、あの個性豊かすぎる検事局の面々と同僚になるのかと思うと妄想が大変楽しいです。御剣には気に入られそうだな~~。無茶するところとか、昔の私(逆転検事あたりの頃)に似ている…とか思われそう。ユガミ検事と謎に気が合うかもしれないし、ガリューとたまに飲みに行くようになるかもしれない。そのうちクラインにも研修に行くかもしれないですね。

ホームズの《死神》呼びについては「アフター/アフター・ザ・レイン」で書いた通りです。あの話だけで伝わってるか心配だったんですが、ホームズってあの裁判が終わってからバンジークス卿の呼び方すぐ変えるのかなってずっと考えてて。どうなんだろ~~~。
私は全然ホームズのことをまだ分かれていないと思うんですけど、でも多分ホームズって自分なりの理論が絶対そこにある人だと思うんです。それが誰に理解されなくとも、突拍子がないと思われようと。だから、ホームズがバンジークス卿の呼び名を変えるにしても、変えないにしても、そこにホームズなりの理由が何かしらあるんだと思う。だから、記憶のあるホームズがバンジークス卿と話す話を書きたい!と思ったときに、そんなホームズがバンジークス卿の呼び名を変える瞬間の話にしてみようと思いました。

龍+アソ+スサ+バロが仲良しでいてほしいなと思って、弟子バロがくっついた後は4人でわいわいしていてほしいなという気持ちのこもった設定です。また、きっとホームズが日本に来たあかつきには221Bも仲良しになるはず。

装丁の話

表紙の特殊色

今回、この2冊の表紙には通常のCMYK4色以外に特殊色を使いました。

昨日の新刊3種!どれもきれいに刷っていただいていつもありがとうございます印刷所様…🙏💓

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— 千路📚新刊通頒中 (@chir02gs.bsky.social) 2025年9月1日 20:06


「アフター・ザ・レイン」は銀インク、「アフター/アフター・ザ・レイン」は金インクです。
「アフター・ザ・レイン」の銀インクはイラストの部分に80%で重ねているのと、黒文字の部分にも少し重ねました。
想像以上にきれいなメタリック感が出て嬉しい!分版と濃度調整に頭を悩ませ続けましたがやってみてよかった…!
原作が1900年代初頭の英国なのでメタリックとは相性がいいのではないかということ、作中シーンのイラストを描いているので回想的に彩度を落とした方が綺麗だなということ、だけどただ彩度を落とすのではなく光にかざすと煌めくのがいいなと思って銀のメタリックなインクを重ねてみました。

新刊の見本誌が手元に届きました‼️ウワーーッ重ねた銀インク超綺麗に出てる〜〜😭😭✨✨✨濃度の調整大丈夫だったか不安すぎてこの本だけ自宅に1冊別送してもらったんだけど、理想以上に上手くいってめちゃくちゃ嬉しい……やっぱり特殊色重ねたときの効果面白い〜〜!!!!
タイトルなどの黒文字にも実は銀を重ねてるので、ボールペンで書いたときみたいなうっすらとした光の反射がある 写真では分かりづらいのでお迎え頂いたかたは是非お手元で光にかざして見てみてください…😊💓
本文もいい感じ!ノドはもうちょい広くすればよかった!!

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— 千路📚新刊通頒中 (@chir02gs.bsky.social) 2025年8月22日 21:20


黒文字に銀を重ねるのはどうなるかちょっと実験的なところがありましたが、ペンで書いたみたいな光り方をしていて、手書き文字(タイトル文字は私の手書きです…)や筆記体フォントと相性が良くてめちゃくちゃ良い化学反応でした!
実は最初はクラックドアイスのホログラムPPにしようと思っていたんですが(理由:カプカフェのホログッズが超かわいかったから)、メタリックにしてよかった~~~!大満足です。
あと裏表紙に銀インクだけでこっそり書いた文字があります。そんなに大したものではないのですが、一か所だけ銀だけで書いたのはちょっとした遊びです。

「アフター・ザ・レイン」に銀インクを使うことを先に決めていたので、「アフター/アフター・ザ・レイン」は対になるように金インクを使おう!と思いました。こちらは題字に使っていて、画像の部分はお借りした素材そのままなので金インクにはしていません。でも金箔がちりばめられているような表紙素材なので、それに合わせてというところもありました。
こっちはそこまで表紙を熟考する時間がなかったのが本音のところですが;;こっちも素材と特殊色のパワーをお借りして綺麗にできてよかった~!

「アフター・ザ・レイン」の表紙のイラスト

先程少し触れましたが、「アフター・ザ・レイン」の表紙は作中のシーンをイラストにしています。ひいこら言いながら自分で描きました。多少絵をかじっているオタクでよかった…。
多分お気づきかと思うんですが、イラストのコマの色は2色あって、桃色の方が前世の記憶、青色の方が現世パートです。
実は1つだけ、「明確に作中で描写されていないシーン」の絵があります。裏表紙の下段の手紙の絵です。
手紙については、作中で現世パートにて「亜双義がバンジークス卿に手紙を書いた」という言及があるだけなんですよね。前世パートでは書かれてない。でも「確かにあったんだよ」ということ、バンジークス卿がそれをちゃんと受け取って読んでいたこと、そんなイメージが膨らむといいなと思って手紙の絵をこっそりと紛れ込ませました。

あとこれは本当に余談なんですけど、桜の絵をイチから描ける気がしなくて表紙の桜の絵は自分が過去に撮影した桜の写真を半トレスで描きました。結果、ここの絵は冒頭で二人が見た若木の桜を入れるつもりだったんですが、若木っぽくないな…という感じになってしまいました。すみません私の力不足です。もしかしたら、亜双義が見せたかった勇盟大学近くの桜の方かもしれないなと私も疑っています(作者もブレブレ)


ひとまずこんな感じです!また何か思い出したら追記するかも。かも…。
ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございました!少しでもこの世界線のふたりの物語を楽しんで頂けていたら幸せです。
またきっとこの二人のお話を書きそうな気がしているので、気が向かれたときにでもまたお付き合いいただけましたら嬉しいです。

 

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