zakki

ふぇでぃばに投稿したやつなんですがチェズモクの没ネタここにも貼っておきます

モクマさん、酔っても記憶なくさないタイプかも…と思って、思いついて10秒でボツになってしまったネタの供養

楽しく飲んでべろべろで帰ってきたモクマさん、チェズレイにいっぱいキスしてきて段々その触れ方が誘うようなものになってくる
「……しませんよ」
「俺はしたいなあ」
「しません。だって」
モクマからの誘いは甘美ではあるが、判断能力が著しく落ちている状態の合意は合意とは言わない。そんな酔っ払いを組み敷く趣味はない。それに。
「あなた、こんなに酔っていたら明日には覚えていないでしょう」
そう言って、自分は彼としたことを、彼に与えたものを、すべて彼にも覚えていてほしいと望んでいるのだと気付く。自分だけが覚えているのは、寂しいのだと。そんな自分の情の有り様に驚く。注ぐだけで満たされていたはずだったのに。
「……チェズレイは、俺に覚えててほしいんだ? エッチしたことも、ぜんぶ」
チェズレイのエッチ〜、お前さんかわいいねえ、なんてモクマはへらへらと赤い顔で言って笑う。言いながらも手つきはどんどんいやらしくなっていく。
「覚えとくから、ちゃんと」
「……覚えてないくせに」
「信用ないなぁ」
酔ってるときのあなた限定ですよ!と内心で毒づくも、自分の中の天秤がぐらついているのを自覚するチェズレイ #チェズモク畳む