zakki

軍師映画の利吉くんのあの台詞について、否定的な意見を見てそれもわかるけど私の感想と解釈はこうだな〜って話

最後の利吉くんの「お兄ちゃん」が蛇足だったのではという意見を見て、確かにそう感じる人もいるよなーと思う
その感覚も理解できるというか、確かにノー知識で映画最初に見たときはそこだけ湿度違うように感じて「??!」ってなったし、ひとつの映画として見たときに、土井先生ときり丸の絆にフォーカスする作品として捉えたら特に、あの台詞は流れとして観客の意識というか文脈を若干散らす部分があるというか…きれいにまとめることを優先するなら無くていい台詞だったとも思うんですね

でも、私はあの台詞を入れてくれたことの意味を初めて見たあとからずっと考えていて、私はあの台詞を入れてくれたことが嬉しいと思ったしキャラクターに真摯だなと思ったんです
私は利土井が好きなので…その欲目がまったくのゼロとは言い切れませんが…
でも山田利吉くんが好きな人間として、そして忍たまという作品を履修するごとにこの台詞を嬉しいと思ったんです…
利吉くんは土井先生を慕っていて(パンフでも「思慕を抱いている」と言われていて)、プロ忍として受けた依頼よりも、父の「命が危なくなったら退け」という言いつけよりも、土井先生の命を奪わせないという意思で雑渡さんに追い縋ってあそこまで来た
普段スマートな利吉くんがあんな表情をして、常にないほど取り乱しているのは描かれていて、そんな強い感情を持っていた利吉くんだってやっぱり土井先生が記憶を取り戻して、命の危機も過ぎ去って、本当にほっとして嬉しかったと思うんです
は組のみんなみたいにわー!!!って抱きつくとかはできなくても同じくらいの嬉しさはきっと利吉くんにもあって…でもは組のみんなや忍術学園のみんなも嬉しいのは分かってるから自分だけ独り占めするのも違うっていうのもたぶん利吉くんはわきまえていて
でもその嬉しさやほっとして緩んだ気持ち、自分も土井先生を思っていたその気持ちのささやかな表出としての「お兄ちゃん、良かった」だったのかな…と今の私は解釈しています

なんていうか、あのほんの数秒だけ自分のためだけの時間を貰いに行ったのは、利吉くんのささやかなわがままだったように感じてるんです…私は…
利吉くんだって土井先生を大切に思ってるから…
だから、私はあそこで利吉くんがらんきりしんやは組のみんな、忍術学園のみんなを思っていつもみたいに完全に引いて大人の顔に徹するんじゃなくて、山田利吉個人としてのささやかなわがままを通してくれたのが嬉しいなと思うんです…
だから、あのシーンを入れたのは「山田利吉くんもみんなと同じように土井先生との絆があるし、とても慕っている」という利吉くんのキャラ解釈や利吉くんの感情の流れを優先してくれた結果入ってきたシーンなのかなと解釈しており、
勿論利吉くんとの絆も描くという、土井先生とみんなの絆という映画のテーマを描いた部分でもあるけど…
でも無いほうが映画として一見したときのまとまりはあるかもしれなくて、それでも利吉くんのこの台詞を入れてくれたのが監督がおっしゃっていた「「お兄ちゃん」と言うのもこの映画に必要なシーン」たる所以だったと思っていて、だから嬉しいんですって山田利吉くんファンの私は思っています #忍たま #利土井畳む