zakki

ちょっと社会の話(ちょっとずーん…としてる話)

昨日、精子提供で子どもを授かった女性同士のカップルが病院で出産を拒否されたという記事とか、海外で同性婚したけどもし日本でできてたら国を出る必要はなかったという記事とかを見て、思い返すにずーん…とした気持ちになっている
私はここ数年創作の中では(明確に作中で描写がない限りは)同性婚可能だったり同性の恋愛に偏見があまりない世界線として書きたいと思っているのですが、それ前提で書こうとしても現実の社会のことが頭をよぎったり、同性婚ができない社会で生きてきた私が見てきた景色や培ってきた感覚がどうしてもあって、「同性婚できる社会だったら」と考えても(三門はほぼ現代日本に近い社会だろうから)価値観や目線が現実との乖離で読むとき違和感が生まれてしまうだろうかと葛藤したり…というところがあり振り切れない部分が正直あったりします
なんだろう、仮に彼らが望むなら結婚や子どもを育てるというライフイベントもあるかもしれないしそれに障壁や偏見がない社会で私は書きたいんだけど、さっぱりそういう壁がない世界で描こうとしたときの違和感、それに違和感が出る事自体私は嫌でーーーうーーー
私はもし推しカプが現実の今の日本にいたとして(勿論原作ではないただの私の妄想の中のカップリングだけど、仮にそのままいたとして、の話)、結婚もできないし同性同士の恋愛だとあらゆる不利益を被る社会であるということを思うたび本当にいやだと思うんですよ そしてそれは妄想の中のカップリングの話じゃなくて現実に本当に切実な問題として直面している人がたくさんいて、それなのに遅々として色々なことが進んでいないのが暗澹たる思いになる…
私は恥ずかしながらBLをただ自分の欲望のために消費してきた年月が長かったけど、BLフィクションを愛好する(GLも好きです)人間だからこその責任じゃないけど…そういうことを考える昨今ですし、別にBLが好きであろうとなかろうと関係なくこういうことは1秒でも早く整備して偏見ちゃぶ台返しする国にしてくれやと思います
同性婚ができようとできまいと、当事者以外の生活がなにか脅かされることなんてないんだからーー畳む