感想 2023/09/22 Fri 昨日のアトロク(アフター6ジャンクション)のバスケW杯をスラムダンクに例える特集が面白くて、過去にもアトロクでザファ/スラダンを特集していたと聞いてポッドキャストで一気に過去ログを聴いちゃいました。ありがとうポッドキャスト!!!!!!!!!昨日放送分はまだradikoで聴けるので…ポッドキャストだと権利関係で音楽が流れないので、radikoで聴ける方はそちらのほうがより楽しいかもしれません。以下リンクと感想(感想がちょっと脱線して流花要素もある)続きを読む▼W杯をスラムダンクに例えて解説 ※TBSラジオ 2023/9/21(木)放送 20:00台 ▼THE FIRST SLAM DUNKを専門家の視点から読み解く ▼ムービーウォッチメン THE FIRST SLAM DUNK(映画評論) 感想。どの回も超面白かった~~~~!W杯スラダンに例えて感想はめっちゃわかる専門家でもやっぱりそう思うんだな!?の連続でした。フィンランド戦は「山王戦…?」ってなったし、カーボベルデ戦の終盤はめちゃめちゃ豊玉戦思い出した。「3Pを止めれば止まるチームなのでは」と思わせて→オフェンスリバウンドや2Pシュートで得点を挙げる、って話もそう思わせる三井の3Pを思い出したし…逆に専門的、技術的な部分とか「そういうことやってたんだ!?」って発見も沢山あった。リアルのバスケもまた観たいな~…ザファ評論、賛否の両方の意見を聞けたのも興味深くありつつ、私は映画表現とかにはめちゃくちゃ疎いので、なるほどそういうところが映画的にスゲーのか!!とかすごく視界がクリアになっていく感覚。「なんかわからんけど超カッケー!」で観てた人間…(お粗末な感想すぎる)賛否の否の意見の中で、「花道が怪我をおして出場するシーンはアップデートしてほしかった」って意見もあって、すごいその気持ちも分かる、ひとりの大人としてその意見もすげーーーーわかるけど流川推し流花オタクスラダン好きからしたら「それをやっちまったら山王戦の展開もそれらがもつ意味もあらゆるものが変わってしまうよな…」ってところで、ムズカシイヨネーーーー!ってなりました。無茶をしてでも譲れない今も、それを省みない青い春のきらめきもたしかにあって、でも大人からすれば将来のことを考えてしまうじゃん…それは大人からしたら「正しくなかった」と思うし、これを肯定はしちゃいけないと思うんだけど。だけどどうしても花道は、今、試合に出たくて、今じゃないとだめで、だけどそれを大人が肯定することはできなくて、たぶん先輩も、ベンチの誰も、客席の誰もがそれに頷けない中で、唯一同い年のスタメンの流川が、同じくらいに強い意地を持ったバスケバカで、花道をずっと見てきた流川だから。流川しか持ってない鍵だったと思ってるんです。あのとき「桜木花道をコートに戻す」ことができたのは。試合の流れを止めることができたのはコートに居る人間だけで、あんな無茶苦茶を言えるのも、一言で一瞬にして花道を焚きつけることができるのも、世界であの瞬間流川楓しかいなかったと思っているんです。だから私は…私はさあ…… 気付いたら流花語りになっちゃった……………で、専門家の視点から読み解くザファ、これもめちゃくちゃ面白かった!!!バスケの観点から、スラムダンクの文脈から、映画という視点から、私にはないいろんな知識でザファが語られて、解像度うなぎのぼりでした。特に「なぜ今リョータだったのか」というか、「現実のバスケとリンクして、"今"宮城リョータを描く意味」みたいな部分、そして「PGの/リーダーとしての宮城リョータ」の描写についての言及もすごかったーーーーー。「リョータがみんなを集めたことに山王で唯一気付いたのが深津」っていうところの考察も、全然気にしてなかったのでウワーー!ってなった。リョータ母(カオルさん)からの、実際に「行け!」って口に出したのはアヤコさん、っていうところも、「アア~~~~良い~~~~」っていつも観てたけど、「子どもから青年へ」「親から恋人(仮)へ」っていう(原作ではリョ彩の恋路がどうなるかは分かりませんが、恋人って表現はラジオ内で使われていたのでここではそのまま記載しました)そういうメタファーなのではっていうところにもアア~~~~~~(クソデカ大声)ってなりました。いや私めちゃくちゃぼーっと見とるなザファーストスラムダンクを。子ども→大人へ、そばに居る人が変わる、って話は私もすごく好きと言うか、BLを書くときに最近よく自分の中のテーマにもなる部分なので…噛みしめた…(話ずれすぎるのでここでは深くは喋りませんが、2月に出した迅太刀web再録本の書き下ろし「黎明」も自分の中でそれがひとつのテーマでした。それはこの記事 で触れてますのでご興味ある方がいらっしゃいましたら)「なぜアメリカに渡ったのが(そう明確に描写されたのが)流川ではなくリョータだったのか」っていうところも面白かった…。ラジオ内では「流川に行かせずリョータに行かせた」という表現をされていましたが、個人的には流川も絶対アメリカに行ってる(そうなると絶対花道も行く)と思ってるんですが。本筋とは違うのでここでそこはどうでもいい話ではあるんですけど…でもあれほどの才能と飽くなき挑戦心を持ったバスケバカが当時まだプロリーグのない日本国内だけでおさまるか!!!?おさめていいのか!!!??否!!!!って私は思うので流川もアメリカに行くだろうなと思っている…行ってくれ…どこまでも羽ばたいてけ…話がずれたんですけど、「リョータがアメリカに行く」ことがこのストーリー、今公開されるバスケを描いた映画で示される意味、っていう考察も面白かったなって話です。「花道のシロート感」も、本気でバスケドシロートの私はなんとなくで感じるしかなかった部分でしたが、「花道の動きは(山王戦でも)シロート、だから予測できない」ってところがそうなんだ~~~ってすごい面白かったです。流川が花道のことを山王戦の頃でも下手、ドシロート、って感じで評していて、個人的には「この時点の花道って言うほど下手なのかな~」って思ったところも少しあるんですけど、確かに動きがシロートなんだな…なら流川も下手なりにって言うわ………って思いました。小さいころからバスケ漬けのバスケバカの天才・流川には、花道の「素人感」がよく見えてるんだろうな…と味わいがまた深まりました。どれもめちゃめちゃ面白かったのでまたリピりたい!解像度爆上がりで超良特集でした! #スラダン #流花畳む
昨日放送分はまだradikoで聴けるので…ポッドキャストだと権利関係で音楽が流れないので、radikoで聴ける方はそちらのほうがより楽しいかもしれません。
以下リンクと感想(感想がちょっと脱線して流花要素もある)
▼W杯をスラムダンクに例えて解説 ※TBSラジオ 2023/9/21(木)放送 20:00台
▼THE FIRST SLAM DUNKを専門家の視点から読み解く
▼ムービーウォッチメン THE FIRST SLAM DUNK(映画評論)
感想。どの回も超面白かった~~~~!
W杯スラダンに例えて感想はめっちゃわかる専門家でもやっぱりそう思うんだな!?の連続でした。フィンランド戦は「山王戦…?」ってなったし、カーボベルデ戦の終盤はめちゃめちゃ豊玉戦思い出した。「3Pを止めれば止まるチームなのでは」と思わせて→オフェンスリバウンドや2Pシュートで得点を挙げる、って話もそう思わせる三井の3Pを思い出したし…
逆に専門的、技術的な部分とか「そういうことやってたんだ!?」って発見も沢山あった。リアルのバスケもまた観たいな~…
ザファ評論、賛否の両方の意見を聞けたのも興味深くありつつ、私は映画表現とかにはめちゃくちゃ疎いので、なるほどそういうところが映画的にスゲーのか!!とかすごく視界がクリアになっていく感覚。「なんかわからんけど超カッケー!」で観てた人間…(お粗末な感想すぎる)
賛否の否の意見の中で、「花道が怪我をおして出場するシーンはアップデートしてほしかった」って意見もあって、すごいその気持ちも分かる、ひとりの大人としてその意見もすげーーーーわかるけど流川推し流花オタクスラダン好きからしたら「それをやっちまったら山王戦の展開もそれらがもつ意味もあらゆるものが変わってしまうよな…」ってところで、ムズカシイヨネーーーー!ってなりました。無茶をしてでも譲れない今も、それを省みない青い春のきらめきもたしかにあって、でも大人からすれば将来のことを考えてしまうじゃん…
それは大人からしたら「正しくなかった」と思うし、これを肯定はしちゃいけないと思うんだけど。
だけどどうしても花道は、今、試合に出たくて、今じゃないとだめで、だけどそれを大人が肯定することはできなくて、たぶん先輩も、ベンチの誰も、客席の誰もがそれに頷けない中で、
唯一同い年のスタメンの流川が、同じくらいに強い意地を持ったバスケバカで、花道をずっと見てきた流川だから。
流川しか持ってない鍵だったと思ってるんです。あのとき「桜木花道をコートに戻す」ことができたのは。
試合の流れを止めることができたのはコートに居る人間だけで、あんな無茶苦茶を言えるのも、一言で一瞬にして花道を焚きつけることができるのも、世界であの瞬間流川楓しかいなかったと思っているんです。
だから私は…私はさあ…… 気付いたら流花語りになっちゃった……………
で、専門家の視点から読み解くザファ、これもめちゃくちゃ面白かった!!!
バスケの観点から、スラムダンクの文脈から、映画という視点から、私にはないいろんな知識でザファが語られて、解像度うなぎのぼりでした。
特に「なぜ今リョータだったのか」というか、「現実のバスケとリンクして、"今"宮城リョータを描く意味」みたいな部分、そして「PGの/リーダーとしての宮城リョータ」の描写についての言及もすごかったーーーーー。「リョータがみんなを集めたことに山王で唯一気付いたのが深津」っていうところの考察も、全然気にしてなかったのでウワーー!ってなった。
リョータ母(カオルさん)からの、実際に「行け!」って口に出したのはアヤコさん、っていうところも、「アア~~~~良い~~~~」っていつも観てたけど、「子どもから青年へ」「親から恋人(仮)へ」っていう(原作ではリョ彩の恋路がどうなるかは分かりませんが、恋人って表現はラジオ内で使われていたのでここではそのまま記載しました)そういうメタファーなのではっていうところにもアア~~~~~~(クソデカ大声)ってなりました。
いや私めちゃくちゃぼーっと見とるなザファーストスラムダンクを。
子ども→大人へ、そばに居る人が変わる、って話は私もすごく好きと言うか、BLを書くときに最近よく自分の中のテーマにもなる部分なので…噛みしめた…(話ずれすぎるのでここでは深くは喋りませんが、2月に出した迅太刀web再録本の書き下ろし「黎明」も自分の中でそれがひとつのテーマでした。それはこの記事 で触れてますのでご興味ある方がいらっしゃいましたら)
「なぜアメリカに渡ったのが(そう明確に描写されたのが)流川ではなくリョータだったのか」っていうところも面白かった…。ラジオ内では「流川に行かせずリョータに行かせた」という表現をされていましたが、個人的には流川も絶対アメリカに行ってる(そうなると絶対花道も行く)と思ってるんですが。本筋とは違うのでここでそこはどうでもいい話ではあるんですけど…でもあれほどの才能と飽くなき挑戦心を持ったバスケバカが当時まだプロリーグのない日本国内だけでおさまるか!!!?おさめていいのか!!!??否!!!!って私は思うので流川もアメリカに行くだろうなと思っている…行ってくれ…どこまでも羽ばたいてけ…
話がずれたんですけど、「リョータがアメリカに行く」ことがこのストーリー、今公開されるバスケを描いた映画で示される意味、っていう考察も面白かったなって話です。
「花道のシロート感」も、本気でバスケドシロートの私はなんとなくで感じるしかなかった部分でしたが、「花道の動きは(山王戦でも)シロート、だから予測できない」ってところがそうなんだ~~~ってすごい面白かったです。
流川が花道のことを山王戦の頃でも下手、ドシロート、って感じで評していて、個人的には「この時点の花道って言うほど下手なのかな~」って思ったところも少しあるんですけど、確かに動きがシロートなんだな…なら流川も下手なりにって言うわ………って思いました。小さいころからバスケ漬けのバスケバカの天才・流川には、花道の「素人感」がよく見えてるんだろうな…と味わいがまた深まりました。
どれもめちゃめちゃ面白かったのでまたリピりたい!解像度爆上がりで超良特集でした! #スラダン #流花畳む