先日、創作占いをしていただきました~~!
今回占って頂いたのは水煮さん(HP「ホシカン」)。
占星術を用いての占いに加えて事前に作品をお送りすればそちらも踏まえたうえで鑑定していただける占い師さんです。
きっかけ~当日までのこと
1年ほど前に別の占い師さんにも創作関係のことを占って頂いたことがあったんですが、占いで自分の創作のことを見て頂けるのめちゃくちゃ面白~~~~!ってなったんですね。ちょうどその頃とほぼ同時期にTwitterで水煮さんの鑑定レポが流れてきて、「自分の作品を踏まえたうえで見て頂けるってすごいな、面白そう、聞いてみたい!」と思いました。
しかししばらくは人様のレポを見て面白~~~って眺めているだけでしたが、今年に入ってから「やっぱり自分も聞いてみたい、自分の人生のテーマとか知りたいし自分の強みを知りたい、あとジャンル外の方に客観的に読んで頂いてどう見えるのか知りたい…!」という気持ちがふつふつと湧いてきて、半年くらい応募して先日通常枠にて当選、鑑定を受けさせていただける運びとなりました。(メールのログ見たら7回目での当選だったみたいです)(応募!落選!応募!落選!を繰り返してもう外れるものという心構えになっていた頃だったので、当選メールが届いた時は三度見しました。三次元推しのファンミの最前列当たった時くらいの三度見だった)
質問事項
事前にお送りした質問の中で、創作関係はこんな感じでした。
1.作風のこと
・作風分析
・表現する上での武器
2.創作まわりのこと
・スランプやモチベーションが下がった時の対応方法(執筆面・精神面)
・生活や人生において創作・同人とその他のことのバランスのとり方
・同人の人間関係、交流について
他にも仕事やプライベートのこともちょっとお聞きしたんですがここでは割愛させていただきます。
今回通話の方が情報量が多いかな~という気持ちでSkype通話を選択しましたが、人の話を聞くのは好きでも自分から話すのがドヘタなので、事前に質問をメールでお伝えしておけるというのは個人的に安心して当日を迎えられて嬉しいな~って気持ちでした!
お送りした作品
こんな機会なかなかないし折角なら作品を踏まえた上で話をお聞きしたい…!ということで実際の作品をお送りしました。二次創作、R18もOKとのことでしたので遠慮なく送らせていただきました…。
小説だと5万字程度までが目安ということだったので、自分なりに考えに考えてお送りしたのがこちら。全て同じCPのBL二次創作です。
(1)「アフター・ザット」(同人誌「everyday, everything」収録/全年齢)
→(推しカプがバチバチに戦う2人だから)一番最近しっかり書いた戦闘シーンがある、後半はほのぼので私の基本的な作風っぽい
(2)「白に明滅」(web短編/R18)
→ここ1年くらいで書いた原作沿いの中で一番えっちな描写にスポットが当たってると思うエロだから
(3)「stargazer」(同人誌「all year round」収録/全年齢/未来捏造)
→私の性癖と解釈を全部詰めに詰めた推しカプ論文であり自分が今まで書いた中で一番気に入っている作品
(4)「白昼の星」(webオンリーネップリ無配/全年齢/過去話)
→雰囲気やストーリー運びに私の癖や目線が出てる感じ、(5)もあわせて送付するための布石かつネップリ用表紙等も含めてひとつの作品の形になっているから
(5)「白昼の星」おまけ((4)の後日談のweb漫画/全年齢)
→小説だけでもいいかなと思ったけど稀に漫画も描くので一応…。一番最近描いた漫画
これで約4万字+漫画2Pでした。
とりあえず私の癖が出てるやつと、私が書くのは基本日常ものが多いんですが戦闘・エロも含めて色々描写のパターンを見ていただけたらな~というセレクトでした。
二次創作では原作知らなくても技術面に着目して鑑定しますとのことだったんですが、原作(ワールドトリガー)がSFのためちょっと独自の用語や世界観が多めで完全初見だとかなり分かりづらい部分も多いかな…と思い、念のため原作世界観と推しカプの2人の設定もあわせてざっくりまとめてお伝えしました。
私のプロフィール
千路(ちろ)と申します。干支一周分くらいの間BL二次創作で現在は主に小説を書いている人。
太陽星座は乙女座、月星座は天秤座のようです。
鑑定内容
前述の通り当日はSkype通話でお願いしました。ドのつく人見知りかつ緊張しいなので1時間くらい前からめっちゃそわそわしていた。
自分の声聞き返す勇気がない気がして録音は当初はしないつもりでいたんですが、30分前くらいに人様の鑑定レポ読んでて「…ちゃんと内容を詳細までメモしきれるか??」と思い始める。迷った結果、とりあえず記録だけでもと録音をお願いすることにしました。
これ、録音して正解でした!!!!!情報量が多い&ワードが面白いのでできるだけ正確にメモしたいけど全く追いつかない、ので録音しておいて非常に助かりました。録音なかったら絶対ニュアンス程度しか書き留められなかった…。
録音して良かったんですけど、デメリットとしては、「後から聴き返す私」のことを想像すると羞恥ヤバいなって思ってしまい鑑定結果聞きながらほぼ反応が相槌で終わってしまったことです。
いや、情報量が多い上に面白くて水煮さんのお話をできるだけ沢山聞きたいって思って鑑定時間の中で自分の反応が占める時間を減らしたいという気持ちが働いた部分もあるのと、念のため手元でもざっとメモをしていたこと、あと私の音声情報の処理速度が多分人より遅めってところもあるんですけど、それにしたって通話なんだから会話のキャッチボールをしろ。録音聴き返して反省しました。反応薄くて本当にすみません私はとても楽しんでおりました…
そんなこんなでしたが、鑑定時間の60分はびっくりするほどあっという間でした。事前にお送りしていた質問事項全てを網羅してほぼ60分ぴったりで回答してくださいました。タイムキープがすごい!
それではここから鑑定内容の話です。言って頂いたことそのまま全部ではないですが印象的だったところなどを中心に!
※鑑定の話メインですが感想の流れで弊推しカプ(二次創作BL/ワートリ迅太刀)の話も息をするように出てくるので、たまたま流れ着いてこの記事を見てくださった方はそちらご承知の上で読み進めてくださいね!
人生のテーマ
まず最初に私の「人生のテーマ」について。スケールが大きすぎてイメージしづらければ、「自己表現のテーマ、創作活動の方向性」と捉えてもらってもOKとのことでした。
これ、すごく聞いてみたかったんですよ!!!笑 知りたくないですか?!自分の「人生のテーマ」。なんかこう…哲学的なテーマ、好きなんですよ…。色々鑑定レポを拝読しながら、私の人生のテーマってなんだろう…?って思っていたので、聞けるのがとても楽しみでした。
自分的に人生のテーマ…軸になっているものとか大事にしたいものみたいなの…漠然としてるけど、思考とか探求とか対話とか、あとはきらめき…?みたいなことをぼんやり考えていたので、そういう方向性のことが出てくるのかな~?とふわっとした心構えでいたんですが、
これはすごいシンプルに…「誰と向き合っても恥ずかしくない私になっていく」「どこに出ても恥ずかしくない私を作り上げてゆく」のあたりがテーマになると考えられます。
予想外の方向性からきて笑ってしまった。
お、おもろ、そうきたか~~~~~~でもあのまあ恥ずかしながら言われてみれば心当たりは…あるな~~~~!!!?
ていうか書きながら思ったんですけどさっきの録音のくだりの「「後から聴き返す私」のことを想像すると羞恥ヤバいなって思ってしまい」のあたりとかめちゃめちゃ「恥ずかしい自分を出したくない」自意識の部分出ててウケました。伏線か。
さて、これを起点にもう少し詳しくお話して頂きました。
根っこにある欲求:自分が好きなものについていろんな角度から知りたい、あらゆる角度から知りたい、より立体的に把握したいという性質を帯びた星回り
→自分の人以外から見てどうなのかという言葉を引き出したい=コミュニケーション欲求(人と仲良くしたい、というよりは情報交換をしたい欲求)
→生まれ星座の乙女座で見ていく:「自分磨きの星座」「理想の自分になる」
その理想の自分が高いところにあるというよりは自分の中にある、自分のルールと環境の間で調整を図って理想の形をとれるようにしていく=人から反応を引き出せる私になってやるというテーマ
「自分が好きなものについていろんな角度から知りたい」は二次創作をする動機、二次創作を見たい動機にもつながってるよな~って思いました。推しや好きな二人について知りたい、考えたい、いろんな表情を見たいしいろんな可能性を考えたい→知りたいから妄想するし書こうとするし読みたい、みたいなところはある。
「その理想の自分が高いところにあるというよりは自分の中にある」とか「自分のルール」というフレーズにあ~~わかる…ってなりました。自分の中のこうありたいとかここは破りたくないみたいな自分ルールが多分いろんな場面において自分の内側にあるしそれにガチガチになりがち。「人から反応を引き出せる私になってやる」みたいな負けん気込みのフレーズもあ~~(わかる…)でした。
作風のこと
まずは星回りから見た印象の話から。
「私とあなたがいて、その力関係が釣り合っている状態を描きたい」という欲求がすごく強い。
そこで安定している状態を描くというか釣り合うようにとにかく頑張ってもらう、その試行錯誤四苦八苦している状態を描くだけでごはん何杯でもいけちゃうと言っても過言ではない星回り。
かなりカップリングというか対人、「一対一の独立した存在が向き合っていくこと」に対して過激なくらいこだわりというかそういうものが見たい、描きたい、応援したいという欲求がすごいギッチギチに詰まっている印象。
本来そういう対等な関係って爽やかなはずのものなんですけど千路さんの場合ちょっと暑苦しいところまでいってるかも…(※あくまで表面上はそんな暑苦しくは見せない、いい意味でめちゃくちゃかっこつけな星回り)
…迅太刀(弊推しカプ)の話かな??????
そして「一対一の独立した存在が向き合っていくこと」に対しての過激なくらいのこだわり、心当たりがありますね ありすぎますね
私と通話なり対面なりで迅太刀の話したことある方だとわかる方もいるかもなんですけど、私迅太刀の話すると
「迅悠一が太刀川慶に勝つために新しい武器=スコピを作ったってところがまず最高なんですけど、同時に”スコピ使うと互角の勝負”ってところも本当に最高なんですよね…」って何度でも言うし、
「迅太刀ってこう、依存するんじゃなくて、”一人と一人”の人間として互いの手を取る、独立した個人同士として共に在ることを選ぶってところがめちゃくちゃいいんですよね…」って何度でも言ってしまう。
しかも私の最推しが迅悠一=「太刀川慶に勝つために、対等なステージに上り詰めるために試行錯誤して新しい武器を作った男」のほうっていう。
私、星レベルでこのCPへの沼落ちが定められてたのかな…ってなりました。
そうですね ごはん何杯でもいけちゃいますね…
あと公式設定というわけじゃないというかこれは公式から読み取って同人でより強めに解釈した設定って感じなんですけど、迅悠一をかっこつけたがり=自分の理想の自分があってそれに矜持を持って生きてて、そこから外れたり調子を狂わされたりすると悔しがったり恥ずかしがったりするタイプに書きがちなので、担タレ(※「担当はタレントに似る」=ファンは自分の推しに似るの意)なのか???って気持ちに。そんなつもりでは。
「一対一の独立した存在が向き合っていくこと」については、近年の私のBL創作というか関係性の最大テーマみたいなとこあるよな~~ってまさに思っていたものでした。
という自覚はあったんですが、「過激なくらいこだわりがある」と言われてめちゃめちゃ面白かったです。自分で思ってたより過激派だった。わかる。
自己顕示欲、俺を見ろ!みたいな気持ちはある上で正々堂々、なおかつ自分が魅力的に見えるように気を付けながらこいつに認めさせてやるみたいな相手と真正面から向き合っていく星回り。変化球とか絡め手とかよりド直球の方が圧倒的に得意。
星回りだけの印象で言うとものすごくキラキラしているというか、ミラーボールみたいに光拡散する作用もありつつ…表面の質自体は結構透明度が高いので、変化球しないから濁らない。
窓際のガラスとか水の入ったコップとかに眩しい朝の日光が入り込んで光屈折させてキラキラさせてるみたいな、そういう明るさ。必ずしも明るめの話になるわけではないけど暗めの話でも光がすっと抜けるような感じは絶対出るだろうなという印象。全体的に明るいトーンだととにかくキラキラして、暗めにするとその中にあるわずかなキラキラがめちゃくちゃ目立つ印象も強い。
暗くしてもじとっと怖い感じになるんじゃなくて夜の透明さみたいな、静かな夜、お正月とか社会活動が一旦止まってすごい空が澄んでるみたいな、あの感じでまとまりやすいかなという印象。
面白かったしわかる~ってなったし嬉しかったです!
「水の入ったコップに眩しい朝の日光が入り込んで光が屈折してキラキラしている」「暗めの話にするとわずかなキラキラが目立つ」「夜の透明さ、静かな夜」みたいな例えで出して頂いた情景や雰囲気が私自身まさにすごく好きなタイプのものだったので、そういうのが本当に書けていたらめちゃめちゃうれしいな~~って思いました。星回り的に少なくとも得意分野ではあるようなので、今後も胸張ってそういう好きな雰囲気のやつ書きたい。
基本的に私がCPもの書くと直球、ラブ、ほのぼのハピエン!みたいになることが多いんですが(逆に言えばだいたいそういう感じになっちゃうのでワンパタだな~みたいなとこもあったんですが強みと捉えることにします!)、ちょっとセンチメンタルな感じのやつでもただ暗いわけじゃなくてそれこそ「わずかなキラキラ」みたいなのとか、きらめきの残滓、あるいは逆に予感、みたいなものがあるのが好きなので、こんな風に言って頂けたのも嬉しかったところです。
例えば悲恋…自分ではあまり書いた回数多くないんですけど、悲恋チックな話だとしてもそこに「恋が叶う以外」の部分での、恋が叶わなかったとしても「その人の人生における意味」みたいなものがあるのが好きというか、私ハチクロの終盤の竹本くんの「叶わなかった恋に意味はあるのかって~」ってモノローグがめちゃくちゃ好きなんですけど、そういう感じのアレです…。
ここからは実際にお送りした作品を踏まえてのお話。「ここは星回り的な話」「ここから実際の作品を見ての話」と前置きしてくださったのも分かりやすくて興味深く聞けました!
いい意味でミネラルウォーターみたいな、ちょっと冷やされていて完全にナチュラルな状態ではないんですけど、若干苦い感じの水。だけどそれがかえって爽やかというかすっきりというか。味のある水飲んでる!
軟水みたいな体に負荷かからずスッと入ってく感じじゃなくて、水だけどある程度抵抗感を感じながら…抵抗感ってほどエグくないんですけど。冷たいもの、透明なもの、有機物じゃないものを体に取り込んでるぞ!みたいな感じがすごくあるなという印象。シャキっとしてる感。
小川の冷たい水で畑でとれた野菜冷やしてそれにかじりつくみたいな、ちょっと青臭い感じもあって、でも暑い中それをかじると青臭さも相まって気持ちいいみたいな、冷たいキュウリかじってる感じ。
お、面白い~~~ミネラルウォーター!爽やか透明感、だけど負荷全くかからずスッて入ってく感じじゃないその塩梅めちゃめちゃ良いな好きなやつだな…って気持ちになりました。小川で冷やした冷たいキュウリ暑い中で食べるの絶対おいしいやつ。この季節にぴったり。
文章の骨格にあるものが「とにかくちゃんと人に伝わるものにしよう」という気持ち、作品作りは自己表現であると同時に読者との間にコミュニケーションを発生させようとするものでもあると思うんですけど、コミュニケーションの方に重きが置かれている星回り。伝えるために表現とかこだわっていく。
イメージや雰囲気を伝えようとするんじゃなくて、何が起きているのか、どんな気持ちを抱いているのか、何をしているのかをはっきり伝わるようにした上で、雰囲気とかドラマチックさを乗せていこうとする性質が強いのでいい意味でめちゃくちゃ読みやすい。
負担かからずに読めるけれども、柔らかすぎたりとかなじみが良すぎたりしてその世界に飲まれていくとかじゃなくて固い鉛筆とかペン先固いペンとかでカリカリと紙に文字書いているような抵抗感。「読んでる感」。でも決して手が疲れる感じじゃない、程よい抵抗感。
文章を読んでいる気持ちよさがある。人によっては文章読んでる感じじゃないってくらいイメージ直結させるタイプもいるし、逆にこの文章噛み砕くのに必死になるのが楽しいみたいな文体で書かれる方もいるんですけど、千路さんの場合文章だなって思うけど読んでスッと言葉として気持ちよく頭に入ってくる。これがすごく小説という形態である、という強みにもなっている。言葉を介して世界を認識している喜びを与えてくれる。
「文章を読んでる気持ちよさ」「言葉を介して世界を認識している喜びを与えてくれる」って言って頂けるのめちゃくちゃ字書き冥利に尽きることじゃないですか!!?!?!!
私が小説を書き始めたきっかけは「私の脳内にあるストーリーを表現にするには私の画力と漫画を描く力が足りなすぎる」と思ったから絵描きから字書きに転向したことが始まりだったんですけど、今では「小説という媒体で書く楽しさ、面白さ」にある種の矜持を持っているというか、小説書くの楽しいし文章で表現するの面白いし「小説やりたいから」字書きやってるという方が強くなったので、「小説という形態である強み」と言って頂けるのすごく嬉しいことだな~って思います。
「何が起きているのか、どんな気持ちを抱いているのか、何をしているのかをはっきり伝わるようにする」性質も分かる…ってなりました。私、自分の文章を説明過多だな~って思って、でも「私の脳内にあるものをできる限り正確に小説の形で伝えたい、脳内のイメージをそのまま文章の形式にして手渡したい」みたいなところがあって説明過多をやめられないんですよね…今何が起きていて何を思っていて何をしていて、を立体的に文章で表現したい…。でもそれを「読みやすい」と肯定的にとらえていただけて嬉しかったですし、序盤にお話しいただいた「コミュニケーション欲求」ってこういうところか~って思いました。
小説で言って頂けることもあるんですけど、小説以外の文章を書いた時(ブログとか)もそこそこの長さの文章になってこんな…だらだら長くて読みづらい文章を…って思いながら上げても思いのほか「読みやすい」と言って頂けてびっくりする、みたいなことが何度もあったりしたんですよね。不思議だったんですけど、小説でもそれ以外でも「伝えよう」とする気持ちが無意識に働いているんだろうか…読みやすさはまぐれじゃなく私の強みと思っていいのかな~~~?!という気持ちになりました。
言葉であることに重きを置いて尖っていくとどうしてもこう表面的というか心とかに対するアクセスが減ってしまうということもある(その分心に対する負担が少ないとも言える)けれど、千路さんの場合盛れるところは盛ってやろうみたいな精神がめちゃくちゃ強い。
ここぞってところで一気に放出していく。それ以外のところはわざと抑えられるだけ抑えて、すごく冷静な文章を書いて、そうじゃなくなった瞬間はすごく際立たせていく。特別な瞬間を描こうとする、いい意味でもったいぶる性質が強い。
なのでドラマチックにもなるし、物語のサビの部分、クライマックスに入るとぱっと世界の明るさが変わる。舞台があってその舞台にある照明の量は常に一定なんですけど、クライマックスのシーンだけもう一個強烈なスポットライトが当たる。これまで明るいと思っていた世界が別にそこまで明るくなかったってことに気づかされてしまうような、そのくらい劇的なドラマチックな文章のギアの入れ替えができちゃう星回り。
表現の方に華もたせるシーンはそれ相応の性癖押し出していくことになる。
あ~~~好きですねそういうの…ッ今回お送りした中だと「stargazer」「白昼の星」でそういうのやった心当たりがめちゃくちゃあります。
私の性癖として「攻めの世界に光をくれる受け」という構図が狂おしいほど好きなので余計にそういうのやりがちなとこある気がします。君と出会って世界の見え方が変わった、みたいなやつ。大好き。でも依存じゃない、「君がいなきゃ生きてられない」じゃなくて「君がいたから俺の人生がより楽しい/眩しいものになった」みたいな感じが好きです。「一対一の独立した存在が向き合っていくこと」=個人と個人の人生、依存じゃない自立した人間同士の関係性の話、っていう私の過激なまでのこだわり(前述)につながる話ですネ…。
閑話休題。
とにかくそういう感じの関係性、心情、見せ方が好きなので、それが「できる星回り」って言って頂けたのが嬉しかったです!
割と性癖がバレやすいタイプ、ただこの性癖は肉体的なものじゃないのでそんなやらしい感じはしない。
その人らしい表情を一番してるんだろうなってシーンでぱっと、元々華やか寄りの文章…ナチュラルより華やか寄りなんですけど、華が追加される。今までのは華じゃなかったみたいな。それゆえに性癖が分かりやすいですし、作品通して書きたかったものがここだったんだなってことがよりやっぱ伝わりやすい。性癖も伝わりやすいように書かれてるので、あっこういうのもありだなとか、いいもの読めたなみたいなのを読者が持ち帰りやすい。
コミュニケーションに積極的な作者さんだからこそ、余すところなく作品に描かれた世界を浴びることができる。あえて伝えないぞってタイプの作者さんだと読者の方からくみ取ってやるって感じでしつこさ発揮していくんですけど千路さんの場合そういうところなくて、私には世界こう見えてますって感じで光のシャワー浴びせてくる印象。そこも良さ。
やらしさがない。R18とか書くときにねっとりした感じは出づらいのかも。ただねっとりしたもの書きたいタイプなのかというとそうでもない。別にねっとりさせるつもりなかったけど一番盛るべきところで盛ろうみたいな気持ちで動いた結果焦らしプレイみたいになっちゃうことはあるかも。
「性癖がバレやすい」で笑ったんですけど、「作品通して書きたかったものがここだったんだなってことが伝わりやすい」「私には世界こう見えてますって感じで光のシャワー浴びせてくる」でなるほど~~~!ってなりました。
私は作品に解釈めっちゃ詰めちゃうタイプなので、「この二人の!!!こういうとこが!!!私はいいと思うんですよ!!!!」ってめっちゃ込めてる。から「書きたかったものが伝わりやすい」って嬉しいな!って思いました。「こういうのもありだな」って思ってほしくて作品上げてる…。光のシャワー浴びせたい…。
特に最近というか迅太刀で書き始めてから「そう、私そこを書きたかったんです!!!」ってことを感想で拾って頂けることが多くて、勿論それは読んでくださった方の読解力やそのうえでこちらに伝えてくださる力ってところが一番大きいとは思うんですが、そういうのを伝えられるパワーが私の作品の中に少しでもあったらいいな~と思いました。
R18でねっとりした感出ないのも笑ったけどねっとりしたものを書きたいかというとそういうわけではないというかそれが主軸ではないという話でもある。わかる。でもえっちな推しカプは読みたいです。
最後にストーリー展開について。
「私とあなたの物語を描こう」という気持ちが強いので、CPもの書くとすごくハマりやすいというか話が早い。関係性書きたくて関係性書いてますという、当たり前といえば当たり前かもしれないですけど、変なねじれがないので基本的にいい意味で素直、ストレート。関係性見たくて作品開いたらほんとに関係性主軸で話が転がっていって、どの作品も相手を互いに意識しながら物事が先に進んでいってるなという印象が強い。
そしてコミュニケーションをすごく取らせるタイプ。もしかしたらすれ違いものとか書こうとしてもすれ違わないかもしれない。きちっと話そうとするので。話してもかみ合わない場合は互いにやっぱり自分の本心把握しない時だけ。
本心把握できていない人を書くのも上手なタイプ。建前が強すぎたりかっこつけたりして、かっこつけたりするんですけど、自分はすごいかっこつけてても相手がすごい素直な感じで切り出してきて拍子抜けしちゃうみたいな、それはすごく上手ですね。
コミュニケーション取ってるからこその面白さを引き出していくのがすごく上手なのかなと。
千路さんご自身がちゃんとコミュニケーション取る人を応援したいと思うような星回りになってるんで、基本的にはやっぱ雰囲気だけで分かり合えるっていうキャラにそもそもハマらないのかなという…。そういうキャラクターが頑張ってコミュニケーション取ろうとしてるところにもすごい愛おしさじゃなくて応援したい感が出てきて、じゃあそういう側面引き出してあげようって感じで物語に連れ込んでストーリー与えていくみたいな性質が強そう。
コミュニケーション、関係性だけをずっと流していく感じじゃなくて、それぞれの見せ場、相手がいなくても持ってる良さ、もしっかり見せていく。いい意味で依存的にならない。もしかすると片方の光が強すぎてもう片方が劣等感を覚えたりするかもしれないんですけど、その劣等感があるからと言って相手に従いますみたいな感じになるとか逆に自分が支配しないと負けてしまうみたいなそこまで極端な行動には出ないかなと。
…迅太刀(弊推しカプ)の話かな??????(2回目)
この間フォロワーさんと推しカプすごろくやったんですけど、「どんなときに喧嘩する?」みたいな質問の時に「意見の相違があったとしても最終的にどっちもちゃんと話そうとするので喧嘩に至らない………(完)」という結論に至ってしまったことを思い出しました。そういう、対話ができる二人だと思っているしそういう二人だと思うからとても好き、というところがあります。
「建前が強すぎたり自分はすごいかっこつけても相手がすごい素直な感じで切り出してきて拍子抜けしちゃう」「いい意味で依存的にならない」「片方の光が強すぎてもう片方が劣等感を覚えたりするかもしれないけど極端な行動には出ない」私が書く迅太刀だし迅悠一じゃん………
漫画とかドラマとかなんでもそうなんですけど、見てて「ちゃんと話そうとしないからうまくいかない、すれ違う」みたいなのを見ると「まずはちゃんと!!!話せ!!!対話をしろ!!!!!!!!!!!」ってなります。そういうの見てると結構やきもきしちゃうタイプなので、「最終的にはちゃんと向き合って対話できる」関係性を好きになりやすいのかな~って確かに納得でした…
まあ私自身がちゃんと人とコミュニケーションとれというブーメランになるんですけど(話が冒頭に戻る)
でも私自身のことを考えてみると人と距離を詰めるのはめちゃくちゃエベレスト級にハードル高いんですけど、ある程度話して「この人にはいろいろ話しても対話ができそうだな、意見が少し違っても話してすり合わせできそうだな」って思えたらいろいろこう深めのテーマでも話して考えるの好きなんですよね、それこそ「情報交換がしたい」欲求なのかもしれない?
やっぱりすごく矜持がある感じでキャラクター描いていくのが上手なので、原作のキャラとかもめちゃくちゃ大事にするタイプだと思います。性癖的にはこういうのが萌えるけどもそういうのやらせたくないぞ、みたいな。
ただその千路さんの性癖自体がまずいことをやらせるとかじゃなくて、その人が持って生まれたすばらしさを讃えるみたいなことなので、性癖のまま突き進んでキャラ崩壊するかというとしなさそうではある。性癖のまま突っ走れば突っ走るほど原作のキャラをとにかく大事に崇拝するみたいな感覚さえある。
わ、わかる~~~~~常に性癖と解釈の間で戦うし解釈が勝つ~~~~~~~
「矜持がある感じでキャラクターを描くのが上手」って言葉で、迅悠一の話かな…ってなりました。矜持を持って生きる、推しを、書くのが好き…………
ということでここまでが作風分析の話でした!面白かったし迅太刀は定められた沼だったし私迅悠一と迅太刀めちゃくちゃ向いていたのでは…?って気持ちになりました。面白…
さてここからは創作まわりの話です。
スランプやモチベーションが下がった時の対応方法
モチベーションに関する星回りが…割と言葉を選ばない表現をすると「へなちょこ」「よわよわ」なんですよ…。
というのもあんまり自発的に自分の中からやる気のようなものを引っ張ってくるのが上手な星回りではない。やる気スイッチ入れるのに他者からの刺激が必要になっちゃうタイプという星回り。火が付くと割とまっすぐ飛んでいくんですけどね。スピード感もあったりとか。こういうタイプの星回りはあまりモチベーションに頼らない方がいいかもしれない。
モチベへなちょこマンです!!!!!!なるほど!!!「火が付くと割とまっすぐ飛んでいく」「スピード感もある」心当たりがありますね(ハマって4か月後のイベントで10万字の本を出したオタク)
私がよくおすすめしてるのが、毎日同じ時間、同じ場所でやる。なおかつ長時間、一時間とかやろうとするんじゃなくて、最低五分やる、みたいな。(中略)気合い入れてやろうとするとそもそも最初手がつかないけれども、その時間になったら何も考えずに始めるみたいにしておくと、意外と動くの好きな星回りだと思うので。アウトプットすることにそこまでストレスが無いというか。始めることにはすごいストレス感じるけれども、始めてしまえばもう動いてるのが気持ちよくなって書き続けちゃうみたいなところがあると思う。習慣づけて頂けたらそれだけで割となんとかなる。
なるほどな~って思ったし、実はそれこそその10万字の本出した時とか、原稿をほぼ絶え間なく回してた時期は「朝の始業までの時間」と「夜に飯・風呂(+余力あればリングフィットかフィットボクシング)終わって眠くなるまでの時間」に原稿やるっていう習慣がまさに気づいたらできてたんですよね。それができてたから結構ハイペースで書けていた。星回り的にも向いてたやり方だったんだな~って納得でした。
スパコミの原稿終わって直近のイベント参加予定がない状態になって以降それがぐずぐずに崩れてしまったので、「習慣づけ」再開したいですネ…
生活や人生において創作・同人とその他のことのバランスのとり方
乙女座ってバランスをとっていくことが大事になりやすい星回りでもある。何か一個だけやってればいい、みたいな天体配置でもない。乙女座って最低限健康で文化的な生活をクリアしなきゃいけない最たるもののひとつ。最低限健康的じゃないといけない。
そうなると最低限死なないための生活、最低限の生活に必要なための時間は確保して、時間割も決めたうえで、その他の事ねじ込んでいきたい。
(中略)
夜の21:00~23:00まで創作しようとか、逆に朝早めに起きて6:00~8:00まで創作しようとか。そんな風に決めつつ、一日最低5分は創作したりしようとか、やる気なかったら本読んだりごろごろしたりしようとかっていう感じで、無理がない感じで割り振っていきたいですね。試しに割り振ってみて後から調整入れていくのがおすすめ。
健康で文化的な生活だいじ いのちだいじに
前項のモチベの話とも被るところがあるんですが、一番書いてた時期はほんと「最低限死なない為の生活時間を時間割的に確保した上で余暇にギチギチに創作の時間をねじ込んだ」感じだったので、無意識に自分の傾向と対策できてたんだな…って思いました。大人になって思うんですけど、自分の傾向と対策の把握って超大事。占いという形で、やっぱそういうの向いてたんだな~~って再確認できたのは非常に良かったし興味深かったです。
同人の人間関係、交流について
身内作るんじゃなくてなんとなくで他人とつながっていく。千路さん自身がクラゲっぽい星回りじゃないんですけど、周りに集まってくる人たちがあんま自分でこっちに行こうみたいな強い意志がある星回りじゃなくて、なんとなく楽しく活動してたらここに流れ着いたなみたいな人たち。ジャンル内でもここで立ち位置固定したいなってあんま考えてない人たちがすごい寄ってきやすい星回り。そういうクラゲっぽい…触手の生えたクラゲもいるかも。
クラゲ同士の触手が絡んだりなんとなくぶつかり合ったりしてるところで千路さんも遊んでいくことになる星回り。もしかしたら時々クラゲの足にからめとられたりするかもしれないですね。千路さんの場合長い触手はないけど短い触手はあるタイプの星回りなので、こんな短いのに絡んでしまったみたいなことになるかもしれない。
この人絶対付き合うなと強い意志を持って絡みに行く星回りではない。千路さんご自身がなんとなく雰囲気でこういう活動してたらなんか似たような…似たようなタイプの人たちじゃないけどなんかわかんないけど絡んでたなみたいな。そういう感じで人間関係が発展しやすい星回り。
あんま特定の人と強く絡もうとすると…まあ千路さんご自身が多分そういう絡み方好きじゃないと思うんで。色んな人といい意味で表面的なところで情報を交わしていきたい。特定の人について深く知るよりも、いろんな人から刺激を受けていきたい。ただいろんな人と言ってもほんとに不特定多数の人と当たり障りないってわけじゃなくてある程度ちゃんと一人一人に向き合いながら、でもたった一人と付き合わない感じ、固定しない感じで人間関係回していきたいなっていう星回りですね。
で、そこで向き合ってくれた人たちが思ったよりなんか歯ごたえというか手ごたえある人たちが多いんですけども、にはなってくるかなという印象です。
なるほどな~~~~ってなりました。わかる、と、そうなんだ!?が半々くらいで面白かった。私は短い触手があるタイプらしい。
でもニュアンスはわかる気がする、って聞きながら思ってたんですが、感想を書いているうちにより「なるほどな!?」ってなってます。今。身内でガチガチに固定してその中でべたべたにきゃっきゃするというより、ある程度こう人と交流ができるジャンルだと、1対1で話したり遊ぶ相手が何人かいる、みたいな関係性になりがちかな~というか「ガチガチ固定の仲良しグループ」みたいなのが学生時代からあんま得意じゃなかったんですよね。あらゆる関係性に気を遣っちゃって…。(仲良しグループめんどくせェ!ってなって中高大と最終的に休み時間一人で本読んだり仮眠とったり課題終わらせるのに使ったりしてた)(ちょー気楽だった…)
個を尊重する距離感はとりつつふわっと楽しくやってきたいね~~みたいなとこは確かにあるかもな~。
別ジャンルでフォロワーさんが言っててすごい良いな!!って思った言葉があって、「同人サークルは個人事業主みたいなもん」っていう言葉、わかる~~~ってなったことを思い出しました。同じCPとかジャンルとかだとしてもそれで全員仲良しとかひとくくりにできる部活や会社みたいな共同体なわけじゃなくて、個人個人好きなことを好きなようにやってて、たまたま扱ってるものが同じでも個人事業主と個人事業主なんだよな!みたいな。同ジャンル同CPでも同一化はできないというか、そういう距離感の意識でいたいよな~って思うタイプです。
おわりに
ということでだいたいこんな感じのお話をしていただきました!鑑定中はほぼ相槌だったのに感想長すぎかよ。(ほんとダブルですみません)
いやでも改めて文字に起こして、こうして感想記事書きながら噛み砕いてると改めて面白いな~~~わかるな~~~ってなりました。
先ほども少し触れましたが、生きてて年々思うようになったのが「自分の傾向と対策を知ることの大事さ」で、自分の肌感覚だけで判断していると「本当にこれでいいのか…?」って思ってしまうことも多いので、占いという形でこうして第三者からの分析を聞くことができるというのはとても面白く良い体験だったな~と思います。
また、冒頭にも書いた通り創作メインで占って頂くという経験は人生二度目だったのですが(それぞれ別の方)、全く異なるわけじゃないけど違う切り口から見るとそんな感じとも捉えられるのか~!そういう側面もあるのか~!という感じのところが多くそれもとても面白かったですし、今回占って頂いてよかったな~と思いました!
そして自分の小説を俯瞰で分析して頂けるというのもとても貴重な経験でした。挙げて頂いたワードが私自身もそういうの好き!と思えることばかりだったので、そういうのができていたらうれしいな~という気持ちです。
人生のテーマのところで私がふわっと予想していたワード「思考」「探求」「対話」「きらめき」、人生のテーマとして直接的にはそのフレーズは出てこなかったものの、鑑定内容を振り返ってみるとそれらも実は結構あちこち散りばめられていたのでは?と感じました。自己分析は当たらずとも遠からずだったのかもしれない。
そして自分の癖に推しカプがハマりすぎていて本当に面白いな…って思いました。そりゃこのCPに人生イチの狂い方をする。
終始優しく丁寧な語り口で、しかし表現が面白く(ここで書いた以外にもいろいろ)パワーワードも飛び出してきたりと笑、あっという間の60分でした。
この度は本当にありがとうございました!また占って頂きたいことができた際には次こそはかっこつけすぎずちゃんと会話ができるようにがんばります(本当にな!)